コラム

2023年版 FX投資をするなら読んでおきたいオススメの本

コラム

今回は、FX投資をするなら読んでおきたいおすすめの本を紹介します。

まずは、FX投資の勉強をする前に、数ある中からどんな本を選んだらいいのか、選ぶポイントを挙げておきましょう。

【あわせて読みたい】
   

どんな「投資の勉強本」を選ぼうか?

筆者が重要視するポイントは以下のとおりです。

多くの人に長く読み継がれているもの

FX投資の勉強本は、年間に何十冊、何百冊と発行されています。しかし、その中で生き残っていく本は一握りにすぎません。投資の世界で長く支持され読み継がれている本は、初版発行から何年も経っています。そのような本は内容を改訂しながら、何度も版を重ねています。

もちろん、新しい本の中にも良書はあるのですが、迷ったら長く読み継がれている本を選ぶようにしましょう。

知識ゼロの人でもやさしく読み進められるもの

投資について最初から勉強したいという人は、書名に「入門」「教科書」などとある本を選びましょう。

それだけでも何百冊とありますが、触れている内容についてはそれほど違いはありません。書店でいろいろな入門書を読んでみて、文章や図解、イラストなどの好みで読みやすいものを選びましょう。実際に手に取ってみて「少し難しいな」と感じたら、もっとやさしく書かれているものを探しましょう。

とにかく自分に合った1冊を決めて、最初から最後まで通読し、投資の世界を大まかに知ることが大切です。

客観的なデータや歴史を踏まえて書かれているもの

投資の世界は日々進化しているものの、人が資金を投じ、リスクに応じてリターンを得るという形は今も昔も変わりません。また、個人の投資家にとっては初めて出くわす事態でも、過去何百年の相場環境の中では、人類が何度も遭遇し乗り越えてきた歴史があります。

投資の世界に未曽有の出来事など、そう滅多に起こるものではありません。

投資の勉強をする際には、目先の事象ばかりに目を奪われることなく、過去のデータ、歴史をしっかり検証して相場観を描いている本を選ぶ必要があります。

実際の投資家が執筆・監修しているもの

投資に関しては投資のプロに聞くのが一番です。

専門家ではない個人投資家の本は、玉石混交で内容が隔たっているものもあり、知識が中途半端で間違った投資をしてしまう可能性があるため、初心者が選ぶのはあまりオススメできません。

経済評論家やアナリストなどが客観的データに基づいて書いた本も参考にはなりますが、実際に自分でお金を動かして投資をしていないと分からないからないことも多々あります。そういう意味では、最も基本として読んで欲しい本は、オリバー ベレス/グレッグ カプラ著作のデイトレードです。

ほかにファイナンシャルプランナー(FP)やお金や投資の専門家が執筆・監修した本もオススメです。

少し投資に慣れてきた頃に、投資のプロなどがどんな手法・内容で投資をしているのか研究したくなったときに読むようにしましょう。

初心者がFX投資を始めるために読んでおきたい本

世界一やさしい FXチャートの教科書1年生

FXチャート分析の基本がこれ一冊で身に付く!

元メガバンク為替ディーラーの現役投資家が、FXチャート分析について基礎から実践まで体系的にまとめた入門書。

本書は、これからFXをはじめてみたい方向けに、ともてやさしくFXの基本やチャートの読み方から戦略について解説しております。たとえば、移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド、RSIなどのテクニカル面の説明が基本的領域に限定して書かれています。

また、この本の最後に書かれてある著者のサイトも覗いて見ましたが、動画解説が充実しているので、より踏み込んで勉強したい場合はそちらを覗いてみるのもオススメです。

外貨投資・FXの学校[入門編]

外貨投資・FXの基本的な内容がまとめられている一冊

外貨投資・FXを始めたいと考えている初心者に向けて、基礎知識から実践で役立つ応用までを体系的に網羅した入門書。

勝つために必要な基本と応用を1冊に凝縮されており、学び直しにも最適。

FXの魅力、投資に必要な基礎知識、自動売買の方法、リスク管理と資金管理、テクニカル分析のやり方、天井と底の見分け方、マーケットとマクロ経済の流れのとらえ方、取引会社と税金まで、FXを始めるにあたって必要な知識とノウハウを網羅的、体系的に解説されています。

投資家の心得を勉強できる本

ディトレード

デイトレーダーとして株式相場で成功するための心構えを凝縮した一冊

全米最強のトレーダー養成機関「プリスティーン」が、勝者のセオリーを初公開!デイトレードを行う人のためのメンタル聖書です。

最大の特徴は、皆が本当は気付きつつも忘れてしまいがちな事を、表現を変えながら執拗に繰り返し述べている点です。本書によって、迷いの罠から逃れ、より信念を持って売買できるようになるはずです。例えば「株式を取引するのではなく、人を取引せよ」という教訓、これは、株式を買うたびに必ず誰かがその株式を売り、株式を売るたびに必ず誰かがその株式を買っていることを指摘しています。問題は「どちらが、より賢いのか」という点であり、マーケットの機微を知って、賢い側に立てるように自分を鍛えることが重要だと、筆者はアドバイスしています。

1日で数百億を動かす現役ディーラーが教える 勝者のトレード

勝者だけが知っているルールを現役ディーラーがこの一冊で大公開!

これから投資を始める方にとって有益な情報が記載されているだけでなく、経験がある投資家にとってもマインドセットの安定・向上に有益な内容になっています。

また、著者の経歴を見ても長年の経験がある現役トレーダーで、実体験に基づく内容で、それらの内容を業界特有の知識のない方にとっても難解な言葉を使わずに読みやすく表現されています。

金利を見れば投資はうまくいく

運用のプロが「金利の見方」を教えるベストセラー改訂版

災害や紛争に加えて、物価高や円安など経済危機を迎える中、勝ち続けている運用のプロはなぜ「金利」に注目するのでしょうか?それは、「金利」はまだ表面化していない景気の変調を教えてくれる、投資の世界における「炭鉱のカナリア」だからです。

金利のことを知れば、きっと投資に役立ちます。投資家にとって、これほど力強い味方はありません。「金利」を知ることで「景気」を予測することができます。そして、「景気」を予測することができれば、「投資」がうまくいくはずです。

本書は難しいと思われがちな金利を初心者にもわかり易く丁寧に書かれており、昨今、金融緩和やら量的緩和、そして引き締め、利上げ、円安などと、経済状況を左右するニュースが多い中、知識ゼロからの人でも分かりやすく学べます。

番外編 FXにためになる教養が身につく本

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 経済編

古代から現代まで年号を一切使わずに、お金の流れを「主役」にしたストーリーで世界の歴史を読み解く歴史入門書

ヒストリアムンデイ先生こと山崎圭一先生の手による世界史経済編。

とても分かりやすい本になっています。ムンデイ先生のこの本には各学問分野の難しい専門用語はあえて使わず、把握しやすいように工夫が凝らされています。

おカネの流れを、貨幣の誕生~結ばれる古代帝国~イスラムとインド洋~進む貨幣経済~世界を駆け巡る銀~覇権国家の交代~拡大する帝國~恐慌から分断へ~超大国の綱引き~一体化する世界と分けて記述。どうしても高校教科書レベルでは舌足らずな説明に終始する箇所を見事にフォローしてくれています。

90枚のイラストで世界がわかる はじめての地政学

「世界情勢を、超かんたんに教えて!」の声に答えた一冊

・ウクライナ侵攻を続けるロシア
・台湾近くで軍事演習する中国
・日本の海に飛んでくる北朝鮮のミサイル

など、きな臭いニュースも流れてくる、今日このごろ。

各国のねらいは何か?
世界ではいま何が起こっているのか?
日本はどのようにしていけばよいのか?

知りたいことはたくさんあっても、ニュースがむずかしくてわからない…
そんな悩みもありますよね。

大人気の歴史系YouTuber いつかやる社長が「いま世界で起こっていること」「これからの世界と日本はどうなるか」を90枚のイラストでわかりやすくまとめました。

日本は柴犬、アメリカはライオン、中国はパンダ、ロシアは白クマ!
とってもかわいい動物キャラで、世界のことが超楽しくわかる1冊です。

世の中は期待値でできている

ビジネスに不可欠な「期待値」を理解する!

本書は、ビジネスに必要な「期待値」にだけ照準を絞って解説します。ただし、期待値を理解するには、「確率」の知識が必要です。確率を理解するためには、「場合の数(順列・組み合わせ)」そして「集合」の知識が必要です。

本書では、期待値をより深く理解するために少々お勉強もしていただきます。すべては「期待値」を人生に役立てるための知識ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

日経キーワード 2023-2024

幅広いテーマについての知識のアップデートに最適

本書は、「経済」「政治」から「テクノロジー」「社会」「文化」など11のテーマについて、500語以上の重要な時事キーワードを解説、「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」そんな言葉の意味や背景が分かり、ビジネスや社会の動きをつかむことができる1冊です。

1キーワードの解説400~500文字とコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。時事・一般常識に強くなれるのに加え、社会問題の現状を理解でき、着眼点でも差がつくでしょう。

資料編には日経ならではのミニ辞典として「経済・金融」「国際組織・国際金融」などの基礎用語を掲載しています。

まとめ 知識だけでなく実践を積むことも大切

投資の本を紹介しましたが、これらの本を読むだけでは、投資の勉強は十分ではありません。

今回紹介した本は、投資で分からないことがあったときや失敗に直面したときに再読するに値する本ですが、必要な知識は際限なく広く、奥も深いため、1、2冊読んだ程度で投資の世界に飛び込んでも、思うようにはいかないものです。

世界情勢と同様に、投資の世界も日々変化しています。未来は誰にもわかりませんので、その時々で最適解が変わってくるのです。そこが投資の恐ろしいところであり、面白いところでもあります。

たくさんの良本を読んで様々な知識や投資方法を吸収したら、あとは実践を通じて経験を積んでいくことが投資で成功する近道です。

 

Comment