- FXで1日5,000円稼ぐのは可能なの?
- FXで1日5,000円を稼ぐための考え方やトレード方法を知りたい!
このようなお悩みを解決します。
今回は、安定して1日に5,000円稼ぎ続けるための考え方を解説します。
FXで1日5,000円を稼ぐための考え方
FXで1日5,000円を稼ぐことは可能か?
そもそも、本当にFXで1日5,000円も稼げるのでしょうか?
結論から言うと、FXで1日5,000円稼ぐことは可能です。
ただし、継続的にFXで1日5,000円を稼ぎ続けるのはほぼ不可能で、どんなに敏腕FXトレーダーでも、損をしてしまうことは当然あります。
しかし稼ぐFXトレーダーは利益を出したり、損失を出したりしながら、トータルで利益を積み上げているのです。
まずは「必要な資金」と「最低限必要な取引回数」を知ることから始めましょう。
FXで稼いでいる人の特徴
FXで稼ぐ人たちに共通している特徴があります。
具体的には以下の通りです。
- 損切りの判断が早い
- 余剰預金でFXトレードをしている
- 時間をかけて稼げるトレーダーをめざしている(短期間で結果を出そうとしない)
- 優位性のある売買ルールを持っている
- 自分の取引スタイルを確立しており、機械的なトレードをしている
- 日々の勉強、分析を怠らず続けている
- トレード記録をつけて負けを分析でき、反省・改善を行っている
FXで稼げるようになりたいのなら、まずは「失敗を減らす」「損失を減らす」、この2つを意識して取り組んでみましょう。
FXで1日5,000円を稼ぐ難易度を考えよう
では、実際にFXで5,000円稼ぐのは、どれほど難しいのでしょうか?
ここでは、準備できる資金ごとに1日5,000円稼ぐための達成難易度について考えてみましょう。
同じリスクで1取引あたり5pips獲得する場合
資金額 | 100,000 | 200,000 | 300,000 | 500,000 | 1,000,000 |
最大取引可能数量 (レバレッジ21.0倍) |
15,000 | 30,000 | 45,000 | 75,000 | 150,000 |
5pipsの利益 | 750 | 1,500 | 2,250 | 3,750 | 7,500 |
5,000円稼ぐのに必要な取引回数 | 7回 | 4回 | 3回 | 2回 | 1回 |
口座の資金量が多いほどたくさんの取引数量でトレードできることになるため、達成するのに必要な取引回数が少なくなっており、また同じ5pipsの勝ちトレードでも少ない取引回数で大きな利益を出せることがわかります。
ただし、実際のトレードでは、勝ちトレードだけでなく負けトレードも起こります。
そのため、負けトレードの損失を勝ちトレードで補填して利益を出さなければいけないため、実際には必要な取引回数は増えます。
資金額が少ないと、1日に5,000円稼ぐだけでも取引回数を増やす必要があることがわかります。
FXの損益計算方法
FXの損益の出し方は「獲得値幅 × 取引数量」の式で求められます。
損益 = 獲得pips(値幅) × 取引数量(ロット数)
計算式例:1万通貨取引で50pips(50銭)獲得すると5,000円(500,000銭)
要するに、FXで大きく稼ぐには「値幅を大きく取る」か「大きな取引数量で取引する」必要があります。
下表をご覧ください。
同じ値幅を取れた場合を考えてみると、単純に大きな取引数量で取引している方が利益も大きくなることがわかります。
取引数量 | 1,000通貨 | 5,000通貨 | 10,000通貨 | 50,000通貨 | 100,000通貨 |
5pips | 50円 | 250円 | 500円 | 2,500円 | 5,000円 |
10pips | 100円 | 500円 | 1,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
20pips | 200円 | 1,000円 | 2,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
30pips | 300円 | 1,500円 | 3,000円 | 15,000円 | 30,000円 |
50pips | 500円 | 2,500円 | 5,000円 | 25,000円 | 50,000円 |
100pips | 1,000円 | 5,000円 | 10,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
例えば5,000円を手に入れるなら、5,000通貨だと100pips、10,000通貨だと50pipsの値幅を取る必要があることが分かります。
【資金別】FXで1日5,000円を稼ぐ考え方
それでは、具体的にはどうしたら1日で5,000円を稼げるのでしょうか?
「10万円・30万円・100万円」という3つの資金別に、どうやって1日5,000円を稼ぐのか考察してみましょう。
資金10万円で1日5,000円を稼ぐ
資金10万円を準備すれば、1日5,000円をFXで稼ぐのば難しいのでしょうか?
資金10万円で1日安定して5,000円の利益を出すのは簡単ではありません。
資金10万円の場合、レバレッジ20倍程度になる最大の取引数量は15,000通貨程度なので、毎回15,000通貨でトレードするとなると、5,000円の利益を出すには1日あたりの目指す値幅は35pipsになります。
・1日で目指す値幅 35pips(35銭)
・1ヶ月(20日)で目指す値幅 700pips(700銭)
1日で5,000円を稼ぐには、1日あたり35pipsが必要になるので、毎日稼ぐことを考えると5pipsの利幅のトレードで7回勝つことが目標となります。
エントリーチャンスは減りますが、「20pipsの利幅のトレードを2回」も不可能ではありません。
資金10万円(15,000通貨)で1日5,000円稼ぐには
・5pipsの利幅のトレードを7回
・10pipsの利幅のトレードを4回
・20pipsの利幅のトレードを2回
資金30万円で1日5,000円を稼ぐ
資金30万円ほど準備できれば、1日5,000円を稼ぐ難易度も下がってきます。
資金30万円の場合、レバレッジ20倍程度になる最大の取引数量は45,000通貨程度なので、毎回45,000通貨でトレードするとなると、5,000円の利益を出すには1日あたりの目指す値幅は12pipsになります。
・1日で目指す値幅 12pips(12銭)
・1ヶ月(20日)で目指す値幅 240pips(240銭)
資金10万円と比べると、1日1回12pipsの値幅をとるだけなら現実的で、なんとか達成できそうな値幅になってきました。
それでも毎月コンスタントに200〜300pips獲得できる人はそれほどいないので、初心者には難しいでしょう。毎日稼ぐことを考えると、取引機会の多いスキャルピングかデイトレードが選択肢になります。
なおこの試算では、負けトレードを考慮していませんので、1回目のトレードで5,000円稼げればその時点で当日のトレードは終了になりますが、1回目に負けてしまった場合は損失分を取り戻した上で5,000円の利益を狙うことになります。
そうなるとトレード回数が増える点は、留意しておきましょう。
資金30万円(45,000通貨)で1日5000円稼ぐには
・3pipsの利幅のトレードを4回
・6pipsの利幅のトレードを2回
・12pipsの利幅のトレードを1回
資金100万円で1日5,000円を稼ぐ
資金が100万円になるとトレードの選択肢が増え、リスクをコントロールして1日5,000円を狙えるようになります。
レバレッジ20倍程度になる最大の取引数量は15万通貨程度です。15万通貨でトレードすると、4pipsの小さな値幅でも6,000円の利益になります。
・1日で目指す値幅 4pips(4銭)
・1ヶ月(20日)で目指す値幅 80pips(80銭)
4pipsの値幅を狙った1トレードだけでいいなら、毎日達成できそうですね。
100万円の資金があれば、1日にたった1回のトレードで5,000円稼げることになります。
なお、資金30万円でハイレバレッジになる4万5000通貨でトレードすると、狙う値幅は変わりません。しかし、トレードのリスク(レバレッジ)は、以下のように異なります。
- 資金 30万円の場合:レバレッジ21倍
- 資金100万円の場合:レバレッジ6.30倍
資金が豊富なほど、リスクを抑えたトレードが可能になります。
資金100万円で1日5,000円稼ぐには
・15万通貨で4pipsの利幅のトレードを1回
・10万通貨で5pipsの利幅のトレードを1回
・7万5000通貨で7pipsの利幅のトレードを1回
FXで1日5,000円稼ぐトレードの注意点
無理にノルマを決めない
成果を出すために「目標」を決めるのは必要ですが、FXでは無理な目標を設定するべきではありません。ノルマを意識しすぎると、目標を達成するのが難しくなったときに「なんとかしてでも達成したい」という焦りが生まれ、普段ではあり得ない無謀なトレードをすることになりかねませなん。
どんなに凄腕のトレーダーでも、1日単位で見ると負けている日は当然ありますので、その日のうちに何とかしようなどとは思わず、調子が悪い日は思い切ってトレードを休んでみましょう。
単利と複利を意識
FXをはじめ投資をするなら、「単利運用」と「複利運用」について理解しておきましょう。
- 単利運用 → 元の資金だけで取引を行うこと
- 複利運用 → 取引で得た利益を元の資金に組み入れて次回の取引を行うこと
1日に5,000円稼ぐことが目標なら、毎回5,000円を出金したいのかもしれません。
しかしトレードの利益をすべて元の資金に組み込んで次回のトレードを行うと、以下のようなメリットがあります。
- 取引数量はそのままに前回よりもリスク(レバレッジ)を抑えたトレードができる
- 前回よりも取引数量を増やしてより大きな利益を狙える
資金が増えれば増えるほどトレードの選択肢が増えるのが複利運用の魅力の一つですので、今まで単利運用しか頭になかったのなら、複利運用について学んでみるといいでしょう。
優位性のあるトレード手法を用意
1日に5,000円を稼ぎ続けるには、優位性のある(期待値がプラスの)トレード手法を使いこなせるようになっておく必要があります。
例えば「勘に頼ったトレード」や「バックテストをしていない手法」では、安定して稼ぐのは厳しいでしょう。
ゼロから稼げる手法を作るのは難易度が高いので、ネットや書籍で紹介されている手法の中から使いやすそうなものを探してみて、これだと思う手法を見つけたら、必ずバックテストを行って、本当に優位性があるかを確認してください。
バックテストとは?
売買ルールの有効性を検証する際に、過去のデータを用いて、一定期間にどの程度のパフォーマンスが得られたかをシミュレーションすることです。
勝率だけでなく、リスクリワード(1取引における利益と損失の比率)も確認することが稼げる手法を見つけるコツです。
【まとめ】FXで1日5,000円を稼ぐ考え方
FXで1日5,000円を稼ぐイメージが理解できたでしょうか。FXで1日5,000円稼ぐ考え方について、具体的に必要な資金とともに解説してきました。
最後に、この記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- FX取引で1日5,000円稼ぐことは可能
- 資金額と取引数量によって達成難易度が変わる
- 資金額が30万円あれば1日5,000円は稼ぎやすくなる
毎日5,000円稼ぐことを目指すなら、最低30万円以上の資金でデイトレードまたは数回のスキャルピングトレードを試みてみましょう。
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