OANDAオーダーブックの基本的な見方とトレードへの活用方法

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OANDAのオーダーブックとは?

OANDAのオーダーブックは、世界中の顧客にサービスを提供するOANDAグループの取引データを公開するものです。

この「オーダーブック」には、OANDAグループの顧客が未約定の注文の価格水準とその割合を示す「オープンオーダー」と、保有中のポジションの取得価格水準とその割合を示す「オープンポジション」という2つの主要なデータが含まれています。

なお、オーダーブックは、口座を開設せずにも閲覧可能ですが、インジケーターを利用するためには口座開設が必要です。

オープンオーダーは、価格を縦軸にし、各価格水準におけるオーダーの量を横軸に伸ばしたグラフで表示されます。

このグラフは、%表示単位で右側に買いオーダー、左側に売りオーダーが示されます。ここでのオーダーには、新規の指値注文や逆指値注文だけでなく、決済の指値注文や逆指値注文も含まれます。

オープンオーダーを分析することで、トレーダーは市場で注目されている価格水準を簡単に把握でき、サポートやレジスタンスとなりそうな水準を見つけ出し、エントリーや決済の価格を考える際に役立ちます。

オープンポジションも同様に、価格を縦軸にし、顧客のポジションの割合をグラフで表示します。

このグラフでは、右側に買いポジション、左側に売りポジションをそれぞれ示しており、OANDAの顧客がどの価格水準にどの程度のポジションを持っているかを簡単に把握することができます。

ポジションが売りと買いのどちらに偏っているか、利益が出ているトレーダーや損失が出ているトレーダーがどちらのポジションを主に持っているかを探ることで、その後の市場でどのような注文が出やすいかを予測するのに役立ちます。

これらのデータはOANDAグループの顧客の取引データに過ぎず、FX市場全体に関しては一部の情報に過ぎません。しかし、これらのデータは世界中のトレーダーが市場を分析する上で重要な情報源です。これを通じて、トレーダーが市場をどのように見ているかを理解し、その後の価格動向を予測する際の参考になります。

これらのデータを通じて、トレーダーの心理を考慮しながら市場分析を行うことで、「なぜ価格が動くのか」という値動きの本質をより深く理解し、価格変動の背後にある要因を捉えることができるかもしれません。

OANDAのオーダーブックは主に次の4つの方法でチェックすることができます。

OANDA Japan株式会社が運営するWebサイト「OANDAラボ」内で、OANDAの口座のログインIDを使用してオーダーブック情報を簡単にチェックすることができます。

ログインすると、お客様のステータスに応じて、5分ごとまたは20分ごとに更新される最新のオーダーブック情報を確認できます。

ただし、ログインせずに閲覧する場合は、30分ごとに更新され、30分前のデータが表示されるため、データが少し遅れることにご注意ください。

OANDAが提供する取引プラットフォーム「Web版fxTrade」の中で、これらのデータをチェックすることができます。

表示方法は以下の通りです。

①Web版fxTradeにログインし、各表示ウィンドウの右上にあるタブの「＋」の部分をクリックします。

②表示される選択肢の中から「オーダーブック」をクリックします。

③オーダーブックが表示されます。

上部で「通貨ペア」を選択し、「累積」または「非累積」を選択し、「注文中」を選択すると「オープンオーダー」が表示され、「保有通貨ペア」をクリックすると「オープンポジション」が表示されます。

MT4およびMT5用のオーダーブックインジケーターは、それぞれMT4およびMT5のチャート上にオーダーブック情報を表示させるためのインジケーターです。

これらのインジケーターをMT4やMT5内に設置する必要がありますが、これにより価格の動きと同時にオーダーブックの状況を確認できるようになり、Web版よりも効果的な分析が可能となるため、非常に人気のあるツールとなっています。

なお、MT4およびMT5版のインジケーターは、シルバー以上の会員ステータスを持つお客様に限定で利用可能です。

※　オーダーブックインジケーターの入手、設定方法はこちらをご覧ください。

モバイル版のfxTradeではオープンオーダーのみ表示することができます。これにより、外出先でも簡単にオープンオーダーの状況を確認することができます。